復興建築の設計者選定に関してアーキエイドにできること

 

宮城県七ヶ浜町による「遠山保育所改築基本設計及び実施設計業務委託プロポーザル」が9月7日に公示されました。このプロポーザルは震災復興アドバイザーとして小野田泰明、評価委員として福屋粧子がアーキエイドのメンバーから参加しています。

東日本大震災の大きなダメージを受けた東北の被災地では、これから復興にむけて様々な建築が計画されていくことでしょう。しかし復興を急ぐあまり、ほとんど議論もされないままにそれらが建てられてしまうという危惧も、一方で生じつつあります。さまざまな物的支援を受けながらもなお時間もマンパワーも不足している広範な被災地域において、地域に根ざし、地域が望む建築を丁寧につくりあげてゆく方法は、どのようにすれば確立できるのでしょうか。

そのためにも、今回のプロポーザルは重要な機会になることでしょう。まずはこのプロポーザルに多くの賛同者や建築に関わるすべての人が関心を持ち、その課題や問題点をアーキエイドを通して共有できないか、と思います。被災地において、より良い状況で環境や建築を考え、実現するプロセスを共有していくためには、どのような設計者の選定方式や設計体制が適しているのか。復興業務で疲弊している発注者、平穏な日常生活を奪われた被災地の人たちに対してどのような支援体制をつくり得るのか。アーキエイドでは、冒頭のプロポーザルを契機とし、希望が持てる建築を復興していく方法論について、具体的に議論していきたいと思います。また、こうした議論は、本当の意味で、地域や社会に貢献できる建築や環境のあり方とその知性を共有する方法を探り当てることともいえるでしょう。アーキエイドはそうした検討のプラットフォームとして社会に広く開いていきたいと考えています。

 

アーキエイド・設計者選定ガイドライン検討部会(仮称)

 

 

 

 

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