アーキエイド・インターン日誌/横浜国立大学大学院Y-GSA 浜辺隆博

初めまして。アーキエイド地域支援インターン/横浜国立大学大学院Y-GSA修士2年の浜辺隆博です。4月から仙台に引っ越して、半年間の予定で牡鹿半島の復興支援活動に従事しています。
これまでにどんなことをやっていたのか、簡単に報告したいと思います。

私はY-GSA小嶋一浩・大西麻貴スタジオのメンバーとして、去年の7月から牡鹿半島鮎川浜に携わってきました。住民のみなさんにヒアリングをしたり、イベントのお手伝いをしたりしながら鮎川浜の復興まちづくり計画を石巻市牡鹿総合支所と連携して提案しています。
鮎川浜は半島一人口が多く、産業も活発な浜です。それだけに、多くのことを解決しながら未来につながる提案をするためには、どうしても現地へ足繁く通う必要を感じていました。3月までは横浜で計画の提案を進めてきたのですが、地元の方々とお会いできる機会が限られていたので、「鮎川に行く機会を増やして地元に密着した地に足のついた提案をしたい」と思って、地域支援インターンに応募しました。

仙台での主な活動拠点は東北工業大学の福屋研究室です。アーキエイド牡鹿半島支援13大学の計画が全てここに集まり、ここから石巻市、牡鹿総合支所へ提案されます。私も鮎川浜だけでなく約30ある全ての浜についても計画案を把握し、意見交換をしています。
また、まちづくりの計画とは別に復興祭のお手伝いをしたり、鮎川を被災後に離れて仙台で生活をしておられる「仙台あゆかわ会」のみなさんへ定期的に会いに行ったりもしています。牡鹿半島に限らず、他の被災地の復興計画もリサーチしながら、速くて質の高い復興の実現に向けて活動しています。

これまでの活動のうち2つをご紹介したいと思います。

○各浜住民意見交換会、住民説明会
現在先行している防災集団移転促進事業について、模型や図面、スケッチなどを用いて市の職員や土木コンサルティングの方と一緒に住民のみなさんへヒアリングを行います。文字や図面だけでは分かりづらい生活像や、復興後の街の構成などを見た目に分かりやすくプレゼンします。

5月末に行われた住民説明会では、初めて計画案を見て驚かれたり、新しくバスを運行してほしいなどの意見があったりと、街に対しての想いをストレートにぶつけられました。「これだけの計画案ができているのならば早く実現してほしい」「夢物語に終わらせないでほしい」といった宿題も出されました。

○『がんばってっちゃ牡鹿』プロジェクト委員会へのお手伝い
・5/4牡鹿半島復興祭
震災後の復興の取り組みをアピールしようと、地元の方々が発足させた委員会「がんばってっちゃ牡鹿」のイベント「牡鹿さ、ござい〜ん—牡鹿半島復興祭—」の運営をお手伝いしました。暴風雨で翌日に順延される中、事前準備はテントの立ち上げから、ステージの設営、看板の制作、金華山龍踊りの龍運び、当日は焼肉、ゴミステーションの管理、ステージで歌う(!?)まで、地元の美味しい食材に囲まれながら、とても楽しく関わらせてもらいました。フィナーレでは雨にも負けず上がった花火にとても感動しました。
後日の打ち上げにも参加して実行委員のコアメンバーとまた飲んだり、また歌ったりしました。

・6/9,10つきじ大祭
5月の復興祭の成功によって、6/9,10に東京築地で行われたつきじ大祭にも復興祈願ということで、がんばってっちゃ牡鹿のメンバーが出店しました。地元関東ということで、横浜国立大学の学部生やY-GSAからもお手伝いに来てもらいました。出店メニューは鯨焼きや石巻焼きそば、ツブ、地酒、震災から復活したホタテや銀鮭などが並びました。初日は雨でお客さんがまばらだったのですが、翌日は日焼けするくらい暑く、汗をかきながら焼いたり、売ったりして、大盛況でした!

このように一緒になって実践することで、地元の方々の気概に触れ、とても刺激的な活動になっています。


これからは津波に浸かってしまった低平地の活用と高台移転先、道路計画や観光など、総合的に考えながらの計画を考えています。地元の人に専門が建築だというととても驚かれるのですが、今後もヒアリング等を通じて住民のみなさんからの復興を進めていきたいです。牡鹿半島全ての浜に携わり、他の地域の復興計画とも照らし合わせながら、これからも質の高い復興を目指していきたいと思います。

復興に向けてまだまだ道は長いですが、今後ともよろしくお願いします!




アーキエイド地域支援インターン
浜辺隆博 Takahiro Hamabe(横浜国立大学大学院Y-GSA修士2年)

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