水戸芸術館「3.11以後の建築」展覧会のお知らせ

水戸芸術館にて 11月7日より
「3.11以後の建築」展覧会(金沢21世紀美術館の巡回展)が始まりました。
https://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=437

アーキエイドでは、金沢展の巡回として、1/8000の沿岸被災地の模型と活動パネル・アニュアルレポート等を展示しております。設営は東北工業大学 福屋研究室が担当しました。

東京から特急で80分と近い場所での展示となりますので、金沢展にご来場いただけなかった方もこの機会にぜひご覧下さい。クリテリオムでの瀬尾夏美氏の展示も、東日本大震災以後、陸前高田・仙台に居を移しての作品であり、震災以後の現在を知らせるものとなっています。
(東北工業大学 福屋粧子)

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 2011年3月11日に起きた東日本大震災は、建築家と建築界に大きな意識の変化をもたらしました。津波の圧倒的な破壊力に、建築物を強化するだけでは解決できない問題を突きつけられると同時に、人と人との繋がり、地域と人の関係といったソフト面からのアプローチがいかに大事かを考えさせられたのです。さらに未曾有の惨事となった原発事故はエネルギー問題に対しての意識と危機感を急激に高め、環境やエネルギーとの関係に配慮した設計が、今までに増して切実に求められるようになりました。さらにマクロに見ると、少子高齢化に向かい、住宅や公共施設がだぶつくと言われるこれからの日本において、建築家がどのような役割を果たし、どのような未来を描こうとするのか、批判と期待の両方をもって問われるでしょう。
 こうした社会の変化に自分なりの考え方や手法で向き合う21組の建築家の取り組みを紹介する本展は、昨年11月より金沢21世紀美術館で開催された「3.11以後の建築」展(2014年11月1日~2015年5月10日) の巡回展となります。水戸芸術館現代美術ギャラリーでは、東日本大震災の被災地でもある水戸にローカライズした展示を加えるとともに、金沢での展示から1年を経て進展のあった参加建築家のプロジェクトのその後も盛り込んだ、「3.11以後の建築」展をアップデートしたものとなります。

【ゲスト・キュレーター】
五十嵐太郎
山崎亮

【参加建築家】
1. みんなの家
出品建築家:伊東豊雄+乾久美子+藤本壮介+平田晃久+畠山直哉
2. 災害後に活動する
出品建築家:坂茂、東日本大震災における建築家による復興支援ネットワーク[アーキエイド]、トラフ建築設計事務所+石巻工房、はりゅうウッドスタジオ、日建設計ボランティア部
3. エネルギーを考える
出品建築家:三分一博志、竹内昌義+馬場正尊+東北芸術工科大学、山梨知彦+ 羽鳥達也+ 石原嘉人+ 川島範久(日建設計)
4. 使い手とつくる
出品建築家:青木淳建築計画事務所+十日町市民有志、新居千秋、乾久美子、工藤和美+藤村龍至+東洋大学ソーシャルデザインスタジオ
5. 地域資源を見直す
出品建築家:403architecture[dajiba]、バスアーキテクツ
6. 住まいをひらく
出品建築家:光嶋裕介、成瀬・猪熊建築設計事務所、ブルースタジオ
7. 建築家の役割を広げる
出品建築家:岡啓輔、東京R 不動産、西村浩+ワークヴィジョンズ

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展覧会名 3.11以後の建築

会場   水戸芸術館 現代美術ギャラリー
開催日  2015年11月7日[土]~ 2016年1月31日[日]
開館時間 9時30分~18時(入場時間は17時30分まで)
休館日  月曜日、年末年始12月27日(日)~1月4日(月) ※11月23日、2016年1月11日(月・祝)は開館、11月24日、2016年1月12日(火)は休館

入場料  一般800円、前売り・団体(20名以上)600円
主催   公益財団法人水戸市芸術振興財団
後援   茨城県
協力   アサヒビール株式会社、社団法人茨城県建築士会、社団法人茨城県建築士事務所協会、一般社団法人茨城県建設業協会、水戸市建設業協同組合
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【アーキエイド展示に関して】

1/8000で見る、建築家ネットワークによる震災復興活動

アーキエイドの活動を可視化した1/8000の建築模型。津波被災を受けた三陸リアス式海岸の半島部と平野部が混在する地域をクローズアップした。大きな地形に対峙するささやかな青い家々は、個々の建築家が取り組むプロジェクトの、一軒一軒をあらわしている。
 建築家と学生らの支援活動グループは、刻々と変化する不安定な状況の中、それぞれの地域での密なコミュニケーションに集中しており、互いの活動を知る事は少ない。これらの点をつないで、知見や方法を共有し、震災復興活動に資するためのプラットフォームとして、アーキエイドは設立された。
 大きな自然のふるまいの前に、個々の建築家の活動はあまりに小さい。しかしそれらを俯瞰したとき、点と点をつなぐ、確かな流れを感じることができるのではないか。
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