【現地レポート】つぐっぺおらほの復興家づくりの会+アーキエイド 第1回コアハウス勉強会

1月27日に行われた第1回コアハウス勉強会の様子を報告します。
 第1回目となる本勉強会は、石巻市牡鹿地区・桃浦「コアハウス/板倉の家」モデルハウスを会場に行いました。コアハウスの見学とともに、アーキエイドの設計主旨の説明とこの建設に関わったつくっぺおらほの復興家づくりの会の工務店による建設体験をもとに、地域産業支援の為の今後の建設システムの構築を目指す目的で行われました。

コアハウス勉強会20130127_01

まず始めに筑波大学の貝島氏から、コアハウスの設計主旨と成果についての説明がありました。設計主旨としては本来桃浦の低平地には住居は建てられない為モデルハウスという枠組みで建設し、低コストで建設可能なように規模は小さく設計し、増築可能な事を基本としてプランを設計した。住民の人数が減りつつある浜の現状だが、家をつくることで住民に活気を与えたかったなど説明がありました。成果としては板倉構法によって短い期間で上棟することが出来た事などの報告がありました。

コアハウス勉強会20130127_02

次につくっぺおらほの復興家づくりの会の工務店による工事についての問題点と改善点についての報告がされました。主な内容としては仕上げ材を省いている為、コンセント等の後付けが難しく、主材料である杉は柔らかい為、無闇に釘を打つ事が難できない。断熱材の厚みに対して壁にスペースを確保できないなどの報告がありました。議論の中では、合板などを用いる事で断熱材の使用の幅が広がる事などの意見も挙がりました。

会議の後半には、アンケートによって得られた地元住民のコアハウスに対する意見が報告されました。主な意見を以下に示します。

○木の温もりを感じる。柱に存在感や材質感がある。

○未完成な雰囲気が良い。自分で増築出来る自由さを感じる。

○もっと天井高が高くても良い。神棚や仏壇を置く為のスペースが欲しい。

○高齢者には梯子は登りづらい。

○塗装がないのが不安に感じる。

○夜は外が暗くなるので、ガラス窓に障子を備えて欲しい。

○堀こたつが欲しい

○漁業用の冷凍庫を置く場所が欲しい

○玄関にも収納が欲しい

○2階が欲しい

コアハウス勉強会20130127_03

会議の最後には参加者のそれぞれの立場から意見を交えました。主な意見を以下にまとめます。

・現在のハウスメーカーが用いている様な構法ではない為、施行するのは簡単ではない。鑿と鉋を使える様な大工職人でないと施行するのが難しい。

・最初に小さな規模でつくるのではなく、予め大きな枠で外壁を作り内側に増築可能な設計も想定出来る。高い気密性も確保でき、増築していく手間も少なくなる。

・今回は徳島県の木材を使用したが、今後は下地材などのみ現地の木材を使用する事なども考えられる。

・住民はIHよりもガスを使いたいという要望が強い。暖房などは火を見ていたいという意見もあり、薪ストーブの使用も良いのではないだろうか。材料が木である為、ストーブを炊くとすぐに暖まり、温度の落ち方も遅い。


今回の勉強会を通して、コアハウス上棟における成果と、今後の課題が明らかになってきました。今後も継続的にコアハウス勉強会を行います。来月の第2回コアハウス勉強会は2月26日(日)に17時から、石巻市牡鹿地区・桃浦「コアハウス/板倉の家」モデルハウスで行う予定です。 その模様もwebで報告したいと思います。



筑波大学大学院 人間総合科学研究科 貝島桃代研究室
中田敦大

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「牡鹿半島のための地域再生最小限住宅」開発プロジェクト 協力のお願い

この開発プロジェクトに対する、資金出資、建材、建設人材の提供など、皆様のご協力をお願いいたします。趣旨に賛同いただける方は、

アーキエイド半島支援勉強会コアハウスワーキンググループ
corehouse2012@googlegroups.com までご連絡ください。

本プロジェクトへの寄付申し込みは、下記にて受付しております。
必ず、件名を「コアハウス募金」とし、contact@archiaid.org へご一報ください。

銀行名:七十七(しちじゅうしち)銀行本店営業部
口座番号:普通 7951752
名義一般社団法人アーキエイド 代表理事 小嶋一浩  (書面では「シャ アーキエイド」記載)

何卒、よろしくお願いいたします。

アーキエイド半島支援勉強会 コアハウスワーキンググループ一同

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