第11回アーキエイド半島支援勉強会

11月18日に行われた第11回アーキエイド半島支援勉強会の様子を報告します。
今年度6回目の勉強会は法政大学で会場に行いました。今回の主な議題は、プロジェクト進展状況の確認、各部会からの報告、貼り出しによる防災集団移転案のチェック及び議論でした。
それでは勉強会の内容についてご紹介していきます。

まず始めに東北工業大学の福屋氏から、今月までのアーキエイドの活動と今後の動きについての報告がありました。今月までの活動には、10月後半の防災集団移転に関する災害危険区域の説明会、最終的な防災集団移転計画のもとになる最終個別意向調査などがありました。

また、高台の図面調整会が11 月8日にアーキエイド、コンサルタント、石巻市の3者同席で行われました。調整会での議論を踏まえ新たに図面を作成し、11月20日にもう一度調整会を行うことも確認されました。進行が速い浜については、11月中に高台の実施設計の初案を出し、12月の意向調査がまとまり次第より具体的な実施計画案を作成していきます。


次に各勉強部会からの進行状況の報告を行いました。各勉強部会ごとの活動概要を以下にまとめます。

■公営住宅ワーキンググループ
半島部災害公営住宅勉強会の内容からは、雄勝・北上・牡鹿の3地区の災害公営住宅の検討、発注方式などについての議論が報告されました。第2回公営住宅勉強会が11月30日に行われる予定です。

■コアハウスワーキンググループ
11月8日に桃浦にコアハウスのモデルハウスが着工し、現在、基礎工事まで完了しました。
今後は11月24日に上棟式があり、12月25日に工事を完了する予定です。


続いて宮戸島と雄勝半島の進捗報告がありました。

■ 宮戸島
漁集に関しては緑地整備ができないので、マスタープランの再検討が必要な状況との報告がありました。防集に関しては、今年中に開発許可を申請し、12月に移転地の売買契約、2月に移転地の伐採及び工事開始予定であると報告されました。

■ 雄勝半島
雄勝地区は10月22日の住民説明会で出された意見をもとにマスタープランの修正案を作成しています。名栗・船越は、測量図をもとに大学とコンサルが詳細図面を書いて調整をしています。それと同時に、1月の漁集申請に向けてマスタープランの修正を行っています。


会議の後半には張り出しによる各浜の防集案に関するチェックや議論が行われました。各浜ごとに概要を以下にまとめます。

■桃浦
2箇所だった高台を1箇所にまとめたことで、県道とのつながりが良くなりました。今後、バス停の位置などの検討が必要です。

■竹浜
測量の資料をもとに2棟ずつ並ぶ配置になっていて、住民の要望である浜から高台へ上がる道をどうするかが課題です。また、宅地内のコミュニティ道路に対する検討も必要だと議論されました。

■鹿立屋敷
測量図がないので計画を進めるのが難しい状態です。宅地内の全ての住宅が広場に面することができる配置を計画しています。

■前網
漁集は「元々あった集落道を浜の真ん中に通してほしい」という住民の意見に従って計画を進めています。防集は集落の中心に広場を設け、その中央に集会場と公営住宅が隣接する配置を計画しています。

■小網倉
市が買い上げできない土地があり、宅地が2箇所に分離している状態です。県道との関係を含めて、公営住宅と防集の配置計画を検討する必要があります。

■給分浜
22mラインが15.5mまで下がり、高台が浜の近くになったのは良いが、新興住宅地のような集落になる危険性もはらんだ案となっています。また、計画の段階で高齢者が出た後の公営住宅の出口戦略についての検討の必要性も議論されました。

■十八成
敷地を海の方に配置してほしいという住民の意見に沿って計画を進めていて、戸建て住宅地の宅地割について再び検討を行っていきます。また、出口戦略に関しては、別荘地としての活用を考えています。

■鮫浦
海側の法面をおとせば、港が見えるようになるので調整しています。また、宅地内の公園の位置や県道との連結などに関する検討を行う必要があります。

■鮎川
低平地に特徴を付けるための検討が行われています。公営住宅では、サラリーマンの居住が多いので、サラリーマン向けの公営住宅案の検討が必要です。高台に関しては、戸数の決定や測量まで時間があるので、住民の意見を充分に反映しながら進行そていく方針が確認されました。

■雄勝
取り付け道路、公営住宅、広場、集会場の配置に関する検討が行われています。また、防集では店舗併用型住宅が可能かどうかの検討も行われました。


来月の第12回アーキエイド半島支援勉強会は12月23日(日)に14時から、 首都大学東京キャンパス(秋葉原)で行う予定 です。 その模様もwebで報告したいと思います。




アーキエイド半島支援勉強会
金亨宰 キムヒョンゼ Kim Hyungjae(筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術専攻建築デザイン領域博士前期1年 貝島桃代研究室)

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