【現地レポート】関東学生スタッフの現在とPechaKucha Night × ArchiAid/芝浦工業大学大学院 河田將博

関東学生サポーターとして活動している芝浦工業大学大学院 原田研究室の河田將博です。
前回は、昨年の新・港村におけるレポートを書かせていただきましたが、今回は新・港村から約1年を経過した現在の関東学生スタッフの活動についての大枠と、11.22に迫ったPechaKucha Nightについて書かせていただきます。

アーキエイド関東学生スタッフは、現地に入り地域と密着して活動する学生インターンや、研究室毎に参加するサマーキャンプ等の[地域支援]とは少し違い、現地には行けないけれど関東にいる自分たちでしか出来ないことがあるという共通認識のもと、学生有志で去年結成されました。私自身、震災から数ヶ月経った当時、建築を学びながらも震災復興に関わることができない現状や建築家のあり方に少なからず疑問を感じていました。あの時、誰もが震災の恐ろしさを実感し、どのような復興が、どのような建築が必要か考えていたはずですが、それを実感を持って行動に移す事が出来た人は少なかったのではないでしょうか。

そのような疑問や歯痒さを持った学生が集まり、当時行われたサマーキャンプ等の活動を横浜トリエンナーレ2011で展示するためのブースの設計・施工と運営を行いました。サマーキャンプで同世代の学生や建築家が活躍し、どこか実感の湧かなかった被災地の現状と復興を徐々に伝え聞く中で、それを関東で広く伝えることで新たな活動につながって欲しいという私たちの思いは、週1回行われた研究室毎の活動報告会と「被災地の漢たち」等のイベントの成功によって一定の成果をあげる事が出来ました。


それから約1年を経た11.22、PechaKucha Nightがアーキエイド特集として開催されます。私たち関東学生スタッフも広報、運営のサポートをさせていただきますが、このイベントは震災から1年8ヶ月経った現在の復興の現状をアーキエイドというネットワークを通してたくさんの人に知ってもらうと共に、目に見えるカタチとして動き始めた「コアハウスプロジェクト」に対する募金協力をお願いする重要な機会でもあります。

また個人的には、ポジティブで明るい雰囲気のもとで誰もが参加可能なPechaKucha Nightと、復興という超現実的で切迫したテーマを掲げるアーキエイドの間である種の化学反応が起こることで、新しい復興の形を見る事が出来るのではないかと思っています。事実、先立って10.31に行われたPechaKucha Night Special in TDWにプレゼンターとして参加された福屋先生、塚本先生、貝島先生のプレゼンは、会場を埋め尽くしたたくさんの聴衆を引きつけていました。震災を絶対に風化させないという点で重要な時期にさしかかっている今、被災地を想う多くの人々にとっての起爆剤になるはずです。



PechaKuchaNight in TDWにてドネーションの呼びかけ



PechaKuchaNight in TDWにてコアハウス模型展示


そして22日のPechaKucha Nightの後は次の節目である2013.3.11に向けて、引き続き半島支援勉強会等が行われます。書籍の出版等、新たな企画も動き始めます。関東学生スタッフは現在、学生6人で構成されていますが、来年度に向けて一緒に活動してくれる人を募集しています。アーキエイドは震災復興を一過性のブームにしないための継続性が重要であると考えています。強く堅固な組織ではなく、あえて人の出入りを許容することでアーキエイドを離れた人もそれぞれの分野で復興について広めていき、徐々に大きな枠組みへと広がっていくことに可能性を感じています。
どんなに忙しい人でも復興への熱意や思いがあれば大歓迎です。よろしくお願いします。



22日に向けたミーティング



関東学生サポーター
河田將博 Masahiro Kawata(芝浦工業大学大学院 修士2年)

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