【現地レポート】PechaKucha Night Special in 東京デザイナーズウィーク2012のご報告/千葉大学 松澤一歩

関東学生スタッフの千葉大学岡田哲史研究室4年の松澤一歩と申します。はじめてレポートを書かせていただきます。

先日10月31日にPechaKucha Night Special in 東京デザイナーズウィーク2012が行われました。イベントにつきましてはお知らせより告知がされておりますのでこちらをご覧いただき、会の内容と私の感想とを僭越ながら記させていただきます。

PechaKucha Nightはオーガナイザのマーク・ダイサム氏とアスクリッド・クライン氏がテンポよく進められました。プレゼンターはグラフィックやカーデザインなど多岐にわたり、また城戸崎和佐氏も登壇し、京都工芸繊維大学での研究室の活動を紹介されました。会場は創意と興奮で大きく盛り上がっておりましが、私はArchiAidがこの楽しい場に震災の悲痛さを持ち込んでしまうのではないかと不安な気持ちにもなりました。

少し個人的な話をさせていただくと、ArchiAidに関心を抱き関東学生サポーターとして携わっている大きな理由のひとつに、ArchiAidが震災と復興に向けて活動している姿勢にあります。震災を経た辛く厳しい現実に対し、幻想的な夢を語るでもなく悲観的な思考に陥るのでもなく、現実から目を逸らさず、復興へ向かって歩む姿勢を素晴らしく感じています。そうして誠実に取り組む震災からの辛く厳しい現実をプレゼンテーションするのはこの場では無いのではと思いました。会場でも同じように思った方がいたのではないかとも思います。

実際のプレゼンテーションでは福屋先生がArchiAidの活動や組織形態、今回の主題となるコアハウスの紹介を、次いで塚本先生がそのコアハウスについての詳しい説明とこれからの構想を、貝島先生が応じて丁寧な補足を話されました。それぞれの方の話す様子には悲しみを押し出すようなことは無く、熱意と誠意と明るさに満ちており、先の不安は杞憂に終わりました。浜の暮らしに応じたこれからの家づくりの提案には、観客の方々も真剣な面持ちで見つめておりました。またプレゼンテーションではコアハウス建設及び活動の資金援助の必要も呼びかけ、合間にはArchiAid賛同者であるダイサム氏とクライン氏も支援を呼びかけてくださりました。



塚本由晴先生によるコアハウスのプレゼンテーションの様子



当日の会場の様子


資金の問題はArchiAidならびに復興において直面している大きな問題であります。募金など街頭や駅で呼びかける人たちが悲しみと辛さを強く押し出している姿も見受けられます。しかし人を強く動かすのは、悲痛さよりも楽しさなのではないかと思います。明るい未来には人を惹き付ける力があります。今回のステージで「暮らしがこんな良くなる!」「町がこんな活気づく!」と語る姿は、ArchiAidがこれからの明るい方向を指し示すビジョンと歩んでいけるパワーを持つことを見る人に伝えられたのではないかと感じています。


関東学生サポーター
松澤一歩 Kazuho Matsuzawa(千葉大学岡田哲史研究室4年)

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