【レポート】Risk & Architecture Workshop 後半

東北大学工学研究科都市・建築学専攻修士2年の鈴木さちです。
リスク&アークテクチャーワークショップ後半の様子について、ご報告させていただきます。

フランス・ロシュフォール市でのワークショップ後半では、各チームがシナリオを想定し、それに対する提案を作成していきました。

9月21日、最終日のプレゼンテーションは、市長、副市長、市の建築家、市民の方々等がいらっしゃり、英語とフランス語で発表を行いました。発表後は一般市民の方からも様々な質問があり、有意義な議論となりました。

以下、各チームの提案です。

[Coastline Group]
地形を見ると、かつて海に浮かぶ孤島のようであったロシュフォール。1つめのシナリオではここで再び街が浸水してもし、ロシュフォールが海に浮かぶ孤立した島のようになった際のシナリオを広域の地域のネットワークや潮位ごとの場所の使い方を考えました。一方、2つめのシナリオではあくまで海岸線で防御する場合について考え、海岸線や川沿いの農業・牡蠣養殖業と防御を組み合わせた提案を行いました。

[Economical Group]
ロシュフォールの持つ各産業について、生産性と面積、災害に対する脆弱性をデータから比較しました。その中で、単一企業に頼る経済構造を改変することを考え、交流人口による経済の活性化に注目しました。川との関係性を活かし、浸水を受け入れた上での浸水域のレクリエーションの可能性について提案を行いました。

[Heritage Group]
周囲を川と湿地に囲まれる街において、災害に対してレジリエントでない要素を取り除く事から考えました。そこで、「もし、湿地を管理する排水設備が止まったら」というシナリオで提案を作成しました。街の空き地を活用した自然の排水システムや、冠水してしまう施設を利用した藻発電等の仕組みを考えました。また、風景もherigageとして捉え、潮の干潮によって浸水してしまう部分に新しい風景をつくりだしました。

ロシュフォールでの発表が終了した後、パリで9月23日にリスクマネジメントに関するカンファレンスを行いました。こちらは私たちRAWとフランス国立科学研究所の LATTS により開催するカンファレンスシリーズの第一弾です。

今回は日本の状況ということで、石巻2.0で活躍する西田司さんとリヨン第2大学で福島の状況について研究を行っているMarie Augendreさんに活動の発表を行っていただきました。その後LATTSのValerie Novemberさんの司会により、パリで活動する建築家の田根剛さんも交えてディスカッションを行いました。

今後、ロシュフォールワークショップの報告について11月9日(土)にSHIBAURA HOUSEで16:00~18:00の予定で行いたいと思います。次の3月に行う石巻ワークショップのイントロダクションも行う予定なので、ぜひ振るってお越し下さい。

RAW_ROCHE130919130918_03_c
地形を見ながら計画を修正していきます。

RAW_ROCHE130920_03_c
最終プレゼンテーションに向けてチームごと打ち合わせをします。

RAW_ROCHE130920_04_c
各チーム、Vulnerability Map と Master Plan を作成しました。

RAW_ROCHE130920_20_c
市の人々に向けた最終発表会の様子です。


東北大学工学研究科都市・建築学専攻修士2年
鈴木さち


ワークショップ概要:http://archiaid.org/news/5940
RAWブログ:http://rawarchitectureworkshop.wordpress.com/2013/09/15/1st-day-rawchfort/

Share on Facebook
Bookmark this on Google Bookmarks
Bookmark this on Hatena Bookmark
Pocket
Share on LinkedIn

This entry was posted in 現地レポート and tagged , , . Bookmark the permalink.

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

*