【レポート】牡鹿鯨まつり復活祭参加/横浜国立大学大学院Y-GSA 柳田里穂子

こんにちは。今年の4月からアーキエイドを通して鮎川や牡鹿半島に関わらせていただいております、横浜国立大学大学院Y-GSA修士1年の柳田里穂子です。今回の現地レポートとして、石巻市の鮎川浜で行われた牡鹿鯨まつりについての体験を綴らせていただきます。

10月13日、天気がよく海も空も青い中、捕鯨の町である牡鹿の文化を伝承してきた鯨まつりが復活いたしました。このお祭りは昭和28年から、海難物故者の慰霊・鯨供養をこめて開催されたお祭りです。お祭りが行われる場所は、石巻市鮎川浜。「浜に行けば分かるよ」と言われ車で進むと、いつも訪れる鮎川の浜や仮設商店街であるのれん街にたくさんの人が集まり賑わいをみせていました。

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朝からはじまった鯨まつり

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地元小中学生の和太鼓が響く

震災の影響もあり、規模を縮小しての開催でしたが、朝の10時から始まったお祭りにはたくさんの人だかりができていました。特設ステージからは地元の牡鹿小学校、中学校から参加した子供達の元気なソーラン節や和太鼓が響き、入り口付近には無料で振る舞われる鯨肉や帆立、牡蠣などの炭火焼に地元の内外方が長蛇の列をつくり、この浜の活気を一目にして感じられた気がします。
そのなかでも、鮎川七福神の舞にはその龍の水をのむ仕種や鳴る音が美しく、それを見つめる来場者の人々と、見入ってしまったものです。このような伝統的なお祭りが再び海の近くで行われる事でまたひとつと、復興の一歩をたどっていくように感じました。

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絶品の地元の魚貝が振る舞われた

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鮎川伝統の七福神の舞

お祭りのにぎわいは近くののれん街まで続き、道端に出た屋台やのれん街のお店の中は地元の方で雑談が始まっていました。
そのうち訪れたカクト商店さんというお店で、ある漁師さんと出会いました。その漁師さんからは、帰りがけにおおきなタラを3匹頂いたり、「この浜にいってみるといいよ」「また来るときは連絡してね!」談笑に交えてくださったりと、とてもすてきな出来事に出会えました。私のように、浜の事をほとんど知らず訪れた身にとっては、そのような牡鹿の人のあたたかさこそが、浜からはじまりその周囲にまで元気をもたらす、とても大事なものなのではないかと感じます。

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沢山の船が留まり、釣りをする人も

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一本釣りでタラを釣った漁師さん

わずかな数時間の滞在でしたが、普段訪れる浜の雰囲気とはいっぺん変わり、新たな表情が見られた事をとても嬉しく思い、また再びこのまち(人、自然、歴史性)のすばらしさを知ったことで、このような活気のある動きが海の近くで再び行われているということがなによりの特別な時間であるように感じました。
横浜から数時間乗り継ぎやっとたどり着いた鮎川の浜に、今後どのような期待が込められ、一緒に考え、つくっていけるのか、それをずっと見守り全力で力になれるよう、長い間つとめていきたいと思います。
よろしくおねがいいたします。


横浜国立大学大学院Y-GSA修士1年
柳田里穂子


名称|牡鹿鯨まつり復活祭
主催|牡鹿鯨まつり復活祭実行委員会
日時|2013年10月13日(日)10時~15時30分
開催場所|宮城県石巻市鮎川浜(旧牡鹿公民館跡地)

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