2525フレーム 山田町での展開

東北芸術工科大学の竹内です。学生と一緒に岩手県山田町で設置した2525フレームに関してレポートします。

4月30日

岩手県山田町に行く。現地は津波で相当ダメージを受けていた。すこし高台にある役所の壁にも津波のあとが残っている。そこが災害体躯本部で町長にご挨拶。その後、さらに高台にある小学校の体育館の周囲に3棟のニコニコフレームを建設する。(ニコニコフレームについてはせんだいデザインリーグだより「2525(ニコニコ)フレームの展開」(http://archiaid.org/sdl/643)を参照ください。)山形からの学生と地元で就職したOBが、そして、地元の人も集まってくれた。

このユニットは柱勝ちのディテールになっているので、梁のスパンが小さく、部材も軽い。金物で簡単に剛的な接合ができる。組み立てはなんと2時間から3時間ほど。窓はないので現地調達、基礎はブロックである。建設に関しては、すごく順当に進んだ。

 

柱と土台を金物でつないでいく。

 

 

地元の人と一緒にフレームを組みます。

 

ここからは屋根と壁の施工である。半完成のユニットになっているので、窓の位置は自由に決められる。

 

フレームは完成。窓の位置は自由です。

この日の作業はもう一台をつくって終了。

木で囲まれた空間は癒されます。みんなで記念撮影

 

さて、できたものの印象は、仮設的な空間とはちがうものだった。視界がすべて杉材で覆われている。当然、いいにおいもする。端的に癒される空間なのである。スチールでできたプレファブとは完全に質がちがう。普段、テクスチュアよりも空間それ自体を問題にしたいと思っているが、こういう震災のものだからかもしれない。でも、確実に癒されるという実感があった。

 

おもしろかったのは、私たちが帰ったあと。役場の小原さんがいろいろ、その後どうなったか教えてくれた。それぞれの場所はそれぞれの場所で、様々な工夫がされていた。窓やドア、照明や棚、水道、ガス管の取り出し、炊事場で使われているので、耐火パネルの設置などなど。地元の大工さんやそこに工夫が見える。必要は発明の母である。

窓がつけられ、テントのシートで防水強化
棚がつくられ、照明にも一工夫。

 

ホースリールでつくられた水栓。

 

これは別の場所にあるフルカスタマイズバージョン
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