【レポート】小学校 WS・荻浜小学校全校ハイキング/筑波大学大学院 中田晃

筑波大学大学院の中田晃です。
2013年6月3日、小学校WGの最初の訪問として桃浦にある荻浜小学校を訪問しました。
荻浜小学校では総合的な学習の時間を、桃浦湾での活動を学ぶ「浜っ子タイム」と桃浦・牡鹿の文化や歴史について学ぶ「ふるさとタイム」という2つのテーマで調べ学習を進めており、今回の訪問ではふるさとタイムの一環として小学校裏の袴ヶ岳への全校ハイキングが行われました。

荻浜小学校の児童は全校ハイキングの前に金華山道に関する調べ学習をしており、今回は実際に道を体験することが目的でした。また今回は、児童の調べ学習と関連した内容を大学生も調査し発表する機会を頂きました。

出発前の挨拶や大学生の自己紹介、準備体操を終え出発です。荻浜小学校脇の登山口に入るとすぐ、左右に高木が立ち並び、木々の足元を縫うように古道が森の奥へと続いていました。落ち葉の下には石の敷かれた道が埋もれ、また道の脇は土地が棚田状になっており、かつてはここに水田が広がり、この道を多くの人が農業で利用していた事がわかります。
ハイキング1

しかし、地震や山津波(土石流)の影響もあり、道が崩れるなどして通れなくなってしまった箇所も多く、私たちは迂回し道無き道を歩くことになります。
ハイキング2

休憩を繰り返しながらようやく開けた尾根に到着します。桃浦や荻浜、牡鹿半島を一望でき、ふるさとの土地と自然を、自らの足で体感します。
ハイキング3

その後30分ほど歩き、山頂に到着します。山頂では全員で作ったおにぎりを頂きました。
下山後、大学生による調査の発表の時間をいただき、私たちは今日歩いた金華山道に関連したテーマを、牡鹿半島の模型を使い発表しました。

まずは今日歩いた道が金華山神社へ参詣するための古道だったことに着目し、古道と言われるものにはどういった種類があり、金華山道はそのなかでどういった種類に分けられるのかを発表しました。
ハイキング4

また、金華山道のような参道は日本にはいくつもあり、その中から熊野古道を取り上げ、その特徴や金華山道との共通点などを発表しました。
ハイキング5

今回の訪問では、小学生たちが自分たちが住む地元について学ぶため、実際に古道を歩くという内容でしたが、私たちも学ぶことは多くありました。牡鹿の自然の力や豊かさを肌いっぱいに感じ取ることができ、その自然の中に見え隠れする、牡鹿半島や桃浦の歴史や文化を見つける楽しさもありました。発表では、小学生が楽しめる発表の仕方に苦戦しましたが、パネルへ大きな絵を用いたり模型を併用したりすることで、小学生にも楽しめる発表につながることがわかりました。
また、小学生が体験を通して地元を学ぶ姿を見て、私たちも復興に向けた活動を行う上で地域の事を知る大切さを実感しました。


筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術専攻 貝島桃代研究室
中田晃

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